資格取得者向け
日本空調システムクリーニング協会(JADCA)は全国ビルメンテナンス協会にご後援いただいて、標記養成研修を開講しています。
JADCAは、カビ、細菌等の微生物や新型インフルエンザの出現・新型コロナウイルス感染症予防対策等室内空気環境の衛生管理がますます重要となっていることを鑑み、空調システム全体の健康状態を判断する診断士資格(空調システム診断士)制度を実施しています(現在診断士登録213名)。また、空調システム診断士等を対象として厨房排気設備診断士の養成研修も実施しています。
点検・診断はビルオーナーとメンテナンス契約を結んでおられるビルメン企業各位の本業とも言え、新しい清掃・サービスの切り口ともなりますので、多数の皆様のご参加をお待ちしています。
カビや細菌等の微生物による空調システム汚染を通じての健康障害の問題に加え、新型インフルエンザや新型コロナウイルス感染予防対策等室内空気環境の衛生管理がますます重要となっており、空調システム全体の健康状態を判断する診断士資格(空調システム汚染診断士;通称「空調システム診断士」)制度をJADCAの認定資格として2009年11月よりスタートした。
室内空気環境の予防保全の観点から空調システムの汚染濃度を調査・点検し、建築物の使用者に報告するとともに、必要に応じて改善策を提案することが本診断士の役割であり、本資格の目的とする。
資格取得の流れは次の通りとする。
1.修了テスト合格者に修了書を発行する。
2.修了者は修了書番号により事務局に診断士登録を申請(無料)する。
3.申請者にカード製「診断士資格証」*(有効期限6年:再講習あり)を事務局から送付する。
4.診断士が現場にて空調システムの診断(点検)の際に、カード製「診断士資格証」*を提示する。
*カード製「診断士資格証」(名刺大) サンプル
前述の本資格の目的を遂行するためには、
1.測定装置の性能と限界を深く理解する。
2.正しい測定方法にて、測定する。
3.測定結果を的確かつ適正に判断する。
上記のことが必要であり下記の要領に基づき実施する。
下記に掲げる資格を有する者
1.空気調和用ダクト清掃作業監督者
2.建築物環境衛生管理技術者(ビル管理技術者)
3.JADCAスタンダード研修(総合コース)修了者
4.建築物空気環境測定業実施者
5.認定ファシリティマネジャー
6.建築設備検査資格者
7.技術士及び技術士補(衛生部門)
8.指定建設業監理技術者
9.その他上記資格に準ずる資格
会員 35,000円(税込)
一般 45,000円(税込)
養成研修の終了後速やかに「空調システム診断士養成研修修了認定委員会」(以下「修了認定委員会」という)を開催し、後述の修了判定基準にもとづき受講者の修了認定を行なう。
1.修了認定委員会メンバー
委員長 山﨑省二(JADCA学術顧問、(公社)日本空気清浄協会前会長
委員 高鳥浩介(NPOカビ相談センター所長)
委員 柳宇(工学院大学教授)
2.修了認定基準認定基準は以下の2項目とする。
(1)養成研修全課程の受講と受講態度
(2)修了テストの採点が合格基準を満たすこと
3.修了テスト診断実務への理解度を問う問題を中心にする。
研修中は以下のテキストを使用する。
「空調システム診断士」養成研修用テキスト
主催 一般社団法人日本空調システムクリーニング協会(JADCA)
後援 公益社団法人全国ビルメンテナンス協会(JBMA)
開催日時 | 申込締め切り | 会場 |
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2025年2月27日(木)9時~16時 2025年2月28日(金)9時30分~16時 修了テスト |
開催日1週間前迄 | オンライン研修(ZOOM) 受付:8時30分より開始 |
申込方法 | ・お申し込みフォームに必要事項をご入力ください。 ・事務局から後日受講票をFAXしますので、それをもって受付したものといたします。 ・下記口座に受講料を前日までにお振込ねがいます。 三井住友銀行 田園調布支店 (普通)1343151 一般社団法人日本空調システムクリーニング協会 |
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配布テキスト | 空調システム診断士養成研修テキスト |
時間 | 内容 | 講師 |
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1日目 2月27日(木) | ||
09:00 | 第1章 オリエンテーション ■認定制度の概要 ■診断士の役割と責任 |
事務局 宮澤 美奈子 |
09:30 | 第3章 空調設備概論 ■空調の基礎 ■空気調和方式 他 |
JADCA 技術顧問 石田 清治 |
11:00 | 第7章 微生物汚染診断の基礎知識 ■機器の基礎知識と使用法 ■微生物汚染診断法 |
JADCA 学術顧問 狩野 文雄 |
12:30 | 昼食休憩60分 | |
13:30 | 第2章 建築物の環境衛生 ■公衆衛生 ■環境と健康 ■空気の汚染物質の健康影響 |
工学院大学 教授 柳 宇 |
15:00 | 第4章 室内空気環境 ■室内空気物質濃度構成 ■室内空気環境汚染の主要因 ■室内環境汚染の実態 |
工学院大学 教授 柳 宇 |
16:30 | 第5章 空調システム汚染 ■空調システムと室内空気質 ■粉塵汚染等の実態と問題 ■微生物汚染の実態と問題点 |
工学院大学 教授 柳 宇 |
2日目 2月28日(金) | ||
09:30 | 第4章 室内空気環境 ■微生物汚染(カビ)の実態と問題点 |
NPO法人カビ相談センター所長 高鳥 浩介 |
11:00 | 第6章 ■機器の基礎知識と使用 | リオン(株)環境機器事業部 大橋 沙季 |
12:00 | 昼食休憩 60分 | |
13:00 | 第8章 汚染診断の実践的手法(実習) | JADCA講師 清水 晋 |
15:00 | 第9章 汚染診断後の業務 ■診断業務のフロー ■診断計画書、診断報告書の解説 ■診断後の業務展開 |
JADCA講師 清水 晋 |
16:00 | 修了テスト | |
17:00 | 閉講 |
養成研修の講師には、国立保健医療科学院や国立医薬品食品衛生研究所の出身先生達等わが国の室内汚染研究分野をリードする権威陣を招へいしている。
技術士(衛生部門)
前新日本空調株式会社役員待遇理事
(財)ビル管理教育センター講師
専門分野:原子力施設を含む空気調和システムの設計
工学院大学工学部建築学科 教授
工学博士(東京大学)、公衆衛生学博士 (国立保健医療科学院)
前国立保健医療科学院建築物衛生室長(現客員研究員)
NPO法人カビ相談センター 理事長
獣医学博士
前国立医薬品食品衛生研究所 衛生微生物部長
日本獣医生命科学大学 獣医学部客員教授
経産省・かび抵抗性試験用菌株調査委員会委員長等 委員就任多数
東京都健康安全研究センター主任(前主任研究員)
国立感染症研究所 協力研究員
研究テーマ:大気汚染の生体影響、室内環境微生物の調査研究 等
関係学会:日本バイオセーフティ学会、日本空気清浄協会、室内環境学会
お問い合わせ先 | JADCA事務局TEL:03-6274-6064 FAX:03-6274-6065 E-mail:info@jadca.jp(お問い合わせフォーム) |
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診断士の登録申請は、専用フォームより以下の情報をお送りください。
・登録区分:【空調システム診断士 または 厨房排気設備診断士】
・申請者氏名/修了証番号/生年月日/所属企業/電話番号/メールアドレス
※資格証用写真を添付してください。
空調システム診断士の一覧をご紹介いたします。